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大阪出身。子供の頃の夢は野球選手。リトルリーグで活躍していたこともある。「赤札より50%オフ」の文字が躍る店頭店内だけど、お客さんの気持ちを100%考え、掛け値なし、直球ストライクのサービスを大切にしているのが、謎多き?店主さんとお見受けしました。
―滋賀から通っているという噂を聞きましたが?
大阪狭山市です。奈良から通勤していると思っている人もたくさんいるみたいですけど(笑)。

―店名の由来は?
倒産した会社の在庫や傷物など扱う商品をあらわす言葉と、ブランド商品も手がける工房に頼んで、オリジナル製品もつくることもあるので、「わけあり」と「工房」をひとつにしました。

―店を始めたきっかけは?
大阪で知り合った不動産会社の社長が、東京に行ってみたら?と勧めてくれ、カバン会社で8年間仕事をしました。この業界は卒業だ!と決め、関西に戻る新幹線の中で電話に出てみたら、大阪のカバン会社の社長さんを紹介され、大阪駅前第3ビルで2年ほど仕事をしたのですが、勤めていた会社が経営難になり退職しました。その後、また同業の社長さんと知り合い、元町商店街3丁目の店で仕事をすることになりました。2年が過ぎて、カバン業界は今度こそ卒業すると思っていたのに、以前、一緒に働いていた女性から、「4丁目に空き物件があるから独立してみたら」と言われました。店を出すなら、お客さんの感じや場所を知っているところがいい、と思ったので店を始めたものの、いろいろあり・・・辞めようかと思っていると、お客さんに続けて欲しいと励まされました。5丁目に空き物件があると教えてくれたのも、お客さんでした。

―辞めようと思うタイミングで話がくるのですね?
まぁ、なるようにしかならないかなぁという感じですかね。犬を連れて散歩している方から、犬を乗せるバギーはないの?と聞かれたことがあり、ネットで調べて取り寄せたことがきっかけで、散歩のたびに、店に寄ってくださるお客さんもいます。

―お店のアピールをどうぞ。
小物や衣類は店内でゆっくり見てください。仕入れる品も毎回のお楽しみなので、まめに足を運んでもらうと、掘り出しモノに出会えると思います。
(インタビュー・写真/川西万貴・川西陸隆)