営業時間も終わり、電気が消えた院内の窓辺を行ったり来たりしている黒い影。ひろ子さんが先生と呼んでいる元美さんに一目ぼれして、はるばる鹿児島から神戸にやってきたそうです。黒猫ですけど・・・
先生(元美さん):実家は鹿児島で畜産をやっていて、家畜もいますが、周辺の野良猫もやってくるという動物がいっぱいの場所です。2年前に帰ったとき、僕になついて離れない野良猫がこの子です。すでに猫を飼っていたので、連れて帰ってから、治療院で暮らしています。
ひろ子さん:ナナっていう名前です。とても人懐っこいですが、特に猫の好きな人は分かるみたいですね。
Q.猫のほかにペットはいますか?
先生:ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバーがいます。愛犬たちが思いっきり走りまわれて、のびのびできて、僕も畑仕事ができるような、自然が豊かな土地に住みたいなぁと思っています。定休日を日曜と祝祭日から、木曜日、第2・第4金曜日、祝祭日にしたのも、静かな場所で暮らしながら、治療院もできたらなぁという将来の目標のためです。
ひろ子さん:先生はまず、脈診でその人の体の状態を把握します。話しを聞きながら、どういうところが辛いのか、困っているのか、その人の症状に合わせて、指圧マッサージ、鍼を行います。治療を受けてよかったと思う人は、体調が優れないなぁと言っている人が身近にいれば、家族や友人にぜひ、診てもらいなさいとすすめてくれるので、開院当初から今も通ってくださる人がいます。
Q.酸素カプセルやトレーニングマシーンもありますね。
ひろ子さん:筋肉のバランスをチェックしてから、ひとりひとりに合ったメニューを考えます。カプセルはスポーツ選手も使っていますね。疲労回復、代謝を上げたり、これからの暑い季節にはおすすめです。カプセルは怖いというイメージもあるみたいですが、鼻をつまんでつばを飲み込む、耳抜きができたら どなたでも安心して利用できます。海に潜るように、気圧が上がっていくので耳がキーンとしますが、深い海でダイビングをしていると思ってみては?
Q.カッサって何ですか?
ひろ子:ヘラのようなもので、皮膚の毛細血管をつぶして、新しい血管をつくるという東洋式のデトックスで、しわ、たるみを改善するマッサージです。
Q.体の弱っているところを改善しながら、体を鍛えたり、健康から美容まで幅広いメニューがあるのですね。
ひろ子:心身共に健やかに・・・ナナちゃんは訪れる人の心をリラックスさせる担当です!
(インタビュー・川西万貴/写真・川西陸隆)